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第10回ショットピーニング国際会議(ICSP10th)に参加して

9月15日(月)から9月18日(木)にかけて東京御茶ノ水にある明治大学アカデミーコモン内にて第10回ショットピーニング国際会議(The 10th International Conference on Shot Peening 通称ICSP10)が開催され、米国、欧州を始めとして世界中から来日された参加者によりショットピーニングに関する論文発表、ディスカッション、展示ブースの出展などが行われました。
このショットピーニング国際会議は3年に一度開催されるもので、東洋精鋼は、1990年の第4回東京大会より参加しております、ちなみに第5回はイギリス・オックスフォード、第6回はアメリカ・サンフランシスコ、第7回はポーランド・ワルシャワ、第8回はドイツ・ガルミッシュ、第9回はフランス・パリと行われております。
国際会議には、自動車・航空機産業におけるピーニング技術従事者を初めとして、各国のピーニング処理を提供する機械・ショット・検査機器などのメーカー、並びに大学・研究機関から多く参加され、毎回大凡150名から200名の参加人数となっており、研究発表論文も80編ほどあり通常4日間程度の開催になっています。
また、国際会議を運営する立場であるショットピーニング国際委員が各国から20名ほど選ばれており、日本からは今回議長を務められた明治大学の當舎教授と東洋精鋼の渡邊社長が委員に入っております。そのような関係で第10回国際会議では渡邊社長が事務局長(Secretary)として会の運営から技術論文の取り纏めを担当させて頂くことになりました。

今回の国際会議では、14カ国(欧米・インド・イラン・ポーランド等)から170名の参加があり、90編の論文発表がありました、論文数では過去最大のものとなっており、特に日本発信の微粒子ピーニング、キャビテーションピーニング、レーザーピーニングなどの紹介が数多くあったことが特徴的でした。東洋精鋼からも現在吉見製作所と名古屋大学、三重大学等で共同研究を進めております形状記憶合金に対するショットピーニング効果についての論文発表を行っております。
また企業展示ブースでは、アメリカ、スイス、中国から17社の企業が参加しています。特にX線を利用した残留応力の測定に関するブースが4社、機械装置メーカーが4社、そしてショット粒の関係が7社と各社それぞれの特徴をPRしております。東洋精鋼ではカットワイヤー関連の展示に加え、モニターを使い超音波ショットピーニングの紹介映像を流しました。特に中国とドイツより3社のカットワイヤー同業者の参加があり、グローバルの競争がまさに展開されていることを改めて実感した次第です。他社との競争に負けないようCS(顧客満足度)を更に高め、新しい技術力でこの競争に打ち勝って行くことが大事であると思っております。

会議期間中、国際委員会が開催され、次回開催は2011年9月アメリカ・インディアナ州サウスベンドと決定されました。当地は東洋精鋼が日本で総代理店を勤めるElectronics Inc社(EI)の本社があるところで、東洋精鋼にとっても大変馴染みが深い場所です。EI社のJack社長が議長を務めますので東洋精鋼もしっかりサポートをしてゆくことになりそうです。
業界の先端技術を知る機会として、またビジネス交流の場として(事実フランスのSONATS社とは9年前ポーランドの国際会議で出会い共同体がスタートいたしました)、今後も積極的に参加して行きたいと思います。

国際会議  開催宣言を行う渡邊社長
国際会議 開催宣言を行う渡邊社長 (東洋精鋼も国際会議のスポンサー企業です)

東洋精鋼  展示ブース
東洋精鋼 展示ブース